『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』の聖地巡礼してきた!(錦糸町〜両国〜駒形橋)

観光・お出かけ

スクウェア・エニックスのテキストアドベンチャーゲーム『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』。
2023年度日本ゲーム大賞優秀賞も受賞したこの作品に、実は私、激ハマりしてしまいまして…せっかくなので物語の舞台となっている墨田区・本所の一帯を散策しつつ聖地巡りしてきました!

ゲームの根底にある「本所七不思議」というモチーフが実在する伝承であり、時代背景は違うものの実在するロケーションがゲーム内にふんだんに登場するだけに非常に見応えのある聖地巡礼が出来ました。

すでにプレイ済みの方に楽しんでいただくのはもちろん、プレイしたことがない方のためにもネタバレ控えめでお届けするので、ぜひお読みください〜。

パラノマサイト 聖地巡りの行程マップ

まずは今回の巡礼の行程をマップでご紹介。

まずJRの錦糸町駅前からスタートし、「錦糸堀公園」→「法恩寺橋」→「緑町公園」→「両国橋」→「旧安田庭園」→「駒形橋」と巡ったのち、地下鉄の浅草駅から電車にのって帰るというルート。

さらに番外として別日に「旧小山家住宅」に訪問しています。

なお全行程徒歩ではなく、錦糸町駅を降りて錦糸堀公園〜法恩寺橋を巡り、一旦錦糸町駅に戻り電車で両国駅に移動、そこから緑町公園〜両国橋〜旧安田庭園を巡り、隅田川沿いを北上して駒形橋まで向かうという電車移動も含めたコースになっています。

それでも距離にしておよそ12km、歩数にして約12,000歩近く歩いたので、このルートを参考に巡られる方は体調のコンディションを充分整えてから臨んでくださいね。

1.錦糸堀公園

まずは「錦糸堀公園」から。

ゲームでは物語の冒頭、主人公の興家彰吾と福永葉子が七不思議の調査を行っている場所であり、七不思議の一つ「置いてけ堀」のゆかりの地でもあります。

わりと小さめの普通の公園という感じですが、ちょいちょいゲームの中の光景がフラッシュバックします。
よく見ると男の人影が・・・???いないか。

印象的な遊具が置いてある場所というイメージがありますが、ゲーム内に登場するものとは形が違いますね。

あっちに砂場っぽいところがありそう。
電話ボックスは・・・ありませんでした(笑)。

「置いてけ堀」の伝承を伝える河童像が立っていました。
「おいてけ〜おいてけ〜」という声の主は河童であると書かれていますが、ゲームでは河童というモチーフは出てきませんよね。

公園の近くのポールには魚の形の飾りがついていました。
これも置いてけ堀にちなんだものかな?
鯛焼きみたいでかわいいです(笑)。

2.法恩寺橋

つづいては「法恩寺橋」。

ゲーム内では私立探偵の櫂利飛太と初めて出会う場所であり、志岐間春恵編の中盤ではここで非常に印象的なものを発見する場面があります。

おお、この場所この場所!ゲームで見た(笑)。

向こう岸はゲーム内では工場がありますが、実際はただのビル?住宅?でした。

何か火の玉のようなものが見え・・・ないか(笑)。

橋の欄干の意匠がとっても素敵。レトロ。

そして橋の下には大横川親水公園という川を埋め立てて作った長大な公園があります。
埋め立てたとはいえ小川的なものは残っていました。

ベンチなども置かれているので地元の人達の憩いの場として活用されています。
背後にそびえるスカイツリーが印象的です。

3.緑町公園

つづいて「緑町公園」です。

ゲームでは津詰警部と襟尾純に初めて出会う場所であり、中盤では※※※※※が登場する印象的なシーンがありますよね。

ちなみにここは葛飾北斎生誕の地!
葛飾北斎を崇拝する※※※※※がこの近くに住んでいるという設定にもうなずけます。

公園のすぐ前の道も「北斎通り」という名前でした。

ゲーム内ではわりと木々がもっさりと生い茂っているイメージですが、実際はそこまでじゃないですね。
木の陰に隠れながら話を立ち聞きしたりも出来なさそうです(笑)。

すぐ隣には「すみだ北斎美術館」もあります。すごい建物!
今回は時間がなくて中には行ってませんが、いつかじっくり鑑賞したいな〜。

4.両国橋

つづいては「両国橋」です。

両国橋といえばやはり「足洗い屋敷」の並垣の根城というイメージが強いですよね(笑)。

ここゲーム内とまったく同じ風景すぎて感動した!!

そして後ろを振り返るとあいつは・・・いないか(笑)。

この石碑みたいなのもゲームで見たな〜。ここはかなり聖地感強めです。

5.旧安田庭園

両国橋のすぐ北にある「旧安田庭園」です。

この庭園には年末年始などを除き、9時〜18時まで自由に立ち入ることが出来ます。しかも無料

旧安田庭園といえばやはり志岐間春恵に最初に出会うシーンが印象的でしょうか。
ゲームに出てくる風景よりも若干現代的な感じがします。

池。
なぜか100円ライターを捨てたい気になった・・・(笑)。

園路の先に不意に▲▲▲▲が現れるシーンを思い出します。終盤での大きな局面ですよね。

この五重の塔みたいなオブジェもゲームに出てきた気がする。

落葉なき椎」のゆかりの地ではありますが、園内に椎の木らしきものは見当たらないですね。

ゲーム内では椎の木の下で▲▲▲▲が・・・

実際はそんな物騒な雰囲気はない非常にのどかな場所です。

ちなみにこの日は気温が5℃前後の極寒日で、池の表面が氷結していました・・・。

池の周辺にはベンチも置かれているので散策途中の休憩場所として最適です。今回巡った中で一番観光スポットらしい場所でもありますね。

6.駒形橋

そして隅田川を北上して「駒形橋」にやってきました。

この場所はゲーム中盤、終盤にそれぞれ印象的なイベントがありますよね。

このアーチとその装飾の意匠がレトロでおしゃれ。

後ろを振り返るとやっぱりあいつが・・・いないか(笑)。

この橋の下の川沿いの遊歩道も見たことあるような。

ゲームの中では隅田川は穢れた川であると共に、あるキャラが毎日川に向かって祈りを捧げていたという話が出てきますよね。
そんな混沌と神秘性を兼ね備えたような雄大さを、現実世界に実際に訪れても感じたのでありました・・・。

番外:旧小山家住宅

で、最後になりますが「旧小山家住宅」にも行ってみました。

ここは一箇所だけ他と異常に離れた場所にあるので私は別日に訪問しています。
ちなみに東武亀戸線の「東あずま」駅か、総武線の「平井」駅、どちらからも徒歩5分ぐらいの場所です。

ここは志岐間春恵邸のモデルになった場所とされた大正民家です。
中に入ろうと思ったのですが・・・

この日は休園で入れませんでした。
マジかよ、結構遠かったのに・・・(涙)

なんとなくチラ見えしてる光景から、志岐間邸の雰囲気をなんとな〜く感じて、おとなしく帰りました・・・(汗)。

その他散歩していて気になったものたち

スタート地点の錦糸町駅
実は初めて来ました。意外と都会〜。

駅前の「錦糸町マルイ」。
こちらで2023年9月にパラノマサイトのポップアップストアがオープンしていました。
行きたかった〜、その当時はゲームのこと知らなかったので。

錦糸町駅南口の喫煙所の周囲に、本所七不思議をモチーフにしたイラストが描かれていました。

墨田区、けっこう本所七不思議推してますよね??(笑)

道中結構いい〜感じのレトロ建築多かったです。

旧小山家住宅の近くにある川。隅田川ほど大きな川ではないですが・・・

こちらは「旧中川」です。
ゲームには資料内の記述のみに名前が登場していました。

なんか川のある街並っていいですよねー。
昔から変わらずこの場所を流れ続けている、水の流れだけじゃなく時の流れも司っているような情緒を感じるのです。

東京都心もいいけれど、たまには下町散策もいいものですよ。

カテゴリーCATEGORY

記事検索SEARCH

SNSFORROW ME!

著者紹介PROFILE

ツムグ

愛知県名古屋市出身。
東京都内を街巡りしながら情報発信中。
ラーメンとかガッツリ系飯が好きなのにおしゃれなカフェとかパン屋さんとかスイーツにも目がない系男子。

HOME

PAGE TOP