墨田区・向島にある『牛嶋神社（うしじまじんじゃ）』をご紹介します。
浅草から隅田川を渡り、東京スカイツリーに至る道中の『隅田公園』に鎮座する由緒ある神社。
全国的にも珍しい「三ツ鳥居」や、撫でると健康になるとされる「撫で牛」など見どころの多い場所でもあるんです。
場所とアクセス
牛嶋神社は、東京都墨田区向島の隅田川東岸「隅田公園」の北側に位置しています。
鉄道でのアクセスは都営浅草線「本所吾妻橋」駅、もしくは東武伊勢崎線「とうきょうスカイツリー」駅が最寄りで、どちらも徒歩3分程度で到着します。
東側の道路に大鳥居がありますが、公園に面した西側・南側からも入ることができますよ。
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歴史とご利益
貞観2年（860年）に慈覚大師・円仁（じかくだいし えんにん）が、須佐之男命（すさのおのみこと）を祀り創建したのが始まりとされています。
また平安時代の末期には、源頼朝が鎌倉に進軍する際、豪雨で隅田川を渡れず困っていた時に、牛嶋神社に祈願したところ渡れるようになったという伝説があったり、江戸時代には徳川家光など徳川家の将軍も参拝していたとされており、非常に歴史が深い神社なのです。
全国的にも珍しい「三ツ鳥居」
社殿のすぐ手前にある鳥居は、大小3つ合わさったような特徴的な形をしています。
これは『三ツ鳥居（みつとりい）』もしくは『三輪鳥居（みのわとりい）』といって、全国的にも非常に珍しいんです。
なぜ三ツ鳥居なのかという理由ははっきりとはわかっていませんが、この神社が須佐之男命のほかに、天之穂日命（あめのほひのみこと）と貞辰親王命（さだときしんのうのみこと）という三柱の神様を祀っているからではないかと推測されています。
総ひのき造りで非常に美しく、荘厳な雰囲気を醸し出しているので必見です。
心身共に健康になれる「撫で牛」
境内には神社の名にちなんでか「狛牛」が鎮座しています。
神社といえば「狛犬」ですが、ここには「狛犬」と「狛牛」の両方がいるのです！これもなかなか珍しいですね。
なかなか猛々しいルックス。がっちりと神社を護ってくれそうな感じがしませんか？
牛にまつわるものでこの神社の見どころといえば、『撫で牛』が有名です。
牛の形をした石像ですが、自分の具合が悪い所と同じ箇所を撫でると病気が治るとされているんです。
身体的な病だけでなく、心の病も治るとされているので心身ともに健康になりたいという人が数多く訪れるとか。
自分も加齢と共に色々気になる箇所があったので、なでなでしまくりました！（笑）
鳥居の向こうにスカイツリーが！
神社の境内から東側の大鳥居の方に目をやると、鳥居の向こうに「東京スカイツリー」がそびえたつ様を眺めることも出来ます。
実はこの神社、スカイツリーの氏神様でもあるのです。
下町を守る鎮守さまって感じでいいですね〜。
浅草・スカイツリーのどちらからも近いので観光にぜひ立ち寄りたいスポットですよ。
まとめ
- 大小3つの鳥居が合体したような「三ツ鳥居（三輪鳥居）」は全国的にも珍しい！
- 「撫で牛」を撫でると心身ともに健康になれる！
- 東側の鳥居の向こうにスカイツリーが見える眺めも必見！
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