東京都内をくまなく歩き倒してやるっ…!という野望の下に始まった散歩企画「東京一人散歩」。
今回は南青山から六本木までを散歩してきました!
東京の中でも超一級のおしゃれタウンかつ超一級のセレブタウンというイメージが強いエリアですが、実際に歩いてみると100%おしゃれ&セレブな雰囲気というわけではなくて、なかなか味のある街なんだな〜ということがよくわかりました!
そんな散歩の内容をゆる〜くお届けしますのでリラックスしながらご覧ください!!
表参道交差点〜南青山までを歩く
スタート地点は表参道交差点。
たまたまですが、前回の散歩の終着地点からスタートする格好となってしまいました。
別に今後は数珠つなぎ式に散歩していこうとかそういうことではないです…。
(※参考↓)
前回『みゆき通り』を歩いたので今回は『骨董通り』を歩いてみましょう。
ブルーのタイル貼りがおしゃれなレトロな趣漂うビル…南青山やな〜。
ビルの3Fにある大きな窓がおしゃれなサロン…南青山やな〜。
半屋外のオープンテラス席があるおしゃれなカフェ…
いや〜続々と「絵に描いたような南青山」な景色がつづくなぁ〜。
かと思ったらいきなりめちゃくちゃ年季の入ったパン屋さん出てきた!
昔ながらの街のパン屋さんって感じ。あんぱんとか、美味いんじゃないかな(予想)
こっちは昔ながらのお弁当屋さん!
500円台のお弁当とか売ってるし。そんな値段で南青山でやっていけるのか??
なんだか絵に描いたようなおしゃれタウン的な風景と昔ながらの下町的な情景が入り交じって、意外と味のある街なんだな〜と思いました。
どちらにしろ昨日今日おしゃれタウンとして始まったわけではない、古くからの文化的な息づきみたいなものが現代まで脈々と受け継がれている感じが漂ってます。
西麻布〜有栖川宮記念公園を歩く
骨董通りを抜けると「高樹町」交差点から六本木通りに入ります。しばらく首都高沿いを歩きます。
このへんは坂道が多いエリアでところどころに坂道名を表す標識が現れます。
ここは『笄坂』…正直読めなかったのですが、『こうがいざか』と読みます。
「笄」とは日本髪に差す飾りのことらしい。
しばらく歩くと「西麻布」交差点に着きます。
今回はここを右に曲がって外苑西通りに向かいましょう。
西麻布というと東京の繁華街で唯一といっていい鉄道空白地帯の街。
自家用車やタクシーしか使わないセレブ層がメインなので電車がなくても問題ない、ということなのだろうか…?
『叙々苑游玄亭』など昔からの高級店が軒を連ねます。うーん、バブリー。
細ーい路地に秘密の飲み屋さんみたいなお店が密集してそうな感じ。
芸能人とかがお忍びで利用するのかなー。基本的には夜の街だと思うので昼間は閑散としてます。
右側にすげえ豪華な建物出てきた!
えー何これ?城??
イギリスの建築家ナイジェル・コーツが設計した『The Wall』と『Art Silo』という2つの建造物が合体したようなオフィスビルです。
竣工は1990年代前半。
いやーやっぱり、この街の礎はバブル期にあるんだな〜。
ちょっと脇道に入ってみます。
今度は『鉄砲坂』という標識が出てきました。
まっすぐ進むと途中から『北条坂』に変わります。
こういうウネウネした細いゆるめの坂道って、東京の街って感じするな〜。
広い道に突き当たった所にあるファミリーマート。
こんなレトロな建物のファミマ他にある??
すごく気になった(笑)。
ここから右に曲がってしばらくすると前方にやたら緑深い場所が出てきます。それは・・・
『有栖川宮記念公園』!
かつて(明治時代)有栖川宮(ありすがわのみや)親王の御用地だった場所に造られた公園。
今までの都会的な町並みが嘘だったかのように急に森の中に(笑)。
空気もひんやりしてきました。
池には鯉が住んでます。ぱくぱくしてます。
池の上にキラキラのタワーみたいなの建ってるなーと思ったら、公園の向こうにあるイエス・キリスト教会のモニュメントが見えてるだけでした。
南部坂〜元麻布エリアを散策
有栖川宮記念公園を出て、公園の南にある『南部坂』を上っていきます。
外国人向けのスーパーマーケットがありました。日本のスーパーと全然違う雰囲気。
屋根の上の死神みたいなオブジェ怖ーっ。日本とは違って攻めてるマスコットキャラクターだなーと思ったけど、時期的にハロウィン装飾かな、多分。(※10月14日撮影)
ちょ、これまでとは比べ物にならんぐらい坂がきつい(笑)。
それでも結構な人通りがあるんだな〜。やっぱり人生も山あり谷ありだからなぁ。ここで生まれ育った人はそういう困難もくぐり抜けられる力が身についていくんだろうなぁ(知らんけど)。
右手はドイツ大使館ですがポップな壁画が描かれています。
アインシュタイン来日100周年を記念したウォールアートだそうです。
また出てきた!強烈に攻めまくってるデザインの城!!
調べたんですがまさかのわりと露出も多い某有名社長の自宅でした…。
外階段のデザインとか奇抜だな〜。若干のジブリ感もある。
「仙台坂上」という交差点を左に曲がって元麻布エリアに入っていきます。
なんだか、絵に描いたような高級住宅街の様相を呈してきました。
すごいなー、石造りの豪邸。
若干のマインクラフト感ある(笑)。
写真には映ってないけど家の前に広場も宮殿みたいでした。
右手には『元麻布ヒルズフォレストタワー』がにょきにょきと生え、その隣に東京タワーがつんと立ってます。港区っぽい構図。
大きな鳥居の『麻布氷川神社』が出てきました。
実はここ『セーラームーン』のレイちゃんが巫女さんをやってる神社『火川神社』のモデルとなった場所だそうです。まさかの聖地巡礼。
社殿の背後にタワーマンション。いや〜港区だねぇ〜。
この先は『大黒坂』というゆるい下り坂に入ります。ここからも眼前に東京タワーが見えますね。
風情ある街並みだな〜。
麻布十番〜六本木ヒルズを歩く
大黒坂を抜けると麻布十番エリアに突入します。
小さな商業施設の屋外に設けられたエスカレーター。なんかいい(笑)。
オーガニックスーパー『ビオセボン』と冷凍食品専門店『ピカール』。マダム地帯。
麻布十番の商店街の広場きたー。
真ん中に立っているのは『きみちゃん』の像。
「きみちゃん」は童謡『赤い靴』のモデルになった女の子です。
物悲しい…でもすごく綺麗に整えられています。
麻布十番を抜けていよいよ六本木に向かいます。
見えてきました、『六本木ヒルズ森タワー』!
『金と権力の権化』という言葉がよく似合ういかつさ(笑)。それで何が悪い?という開き直りすら感じるデコラティブ具合がたまらん。
『蔦屋書店』がありつつその先には…
『けやき坂通り』があります。
坂道とカーブをいい感じに活かしたおしゃれな通りだな〜。
その先には『テレビ朝日』が出てきます。
脳内でミュージックステーションのオープニングテーマが流れました。
六本木ヒルズの商業施設に向かいます。手前は『毛利庭園』。池の真ん中にハートのオブジェが。
それにしてもなんか、『インディ・ジョーンズ』みたいな雰囲気(笑)。
近代的な建物なのに実は古代遺跡みたいな、森タワーは実はオーパーツだったのだ…みたいな、そこまで思案を巡らせてくれる建物。
周辺ではまだまだ、結構な奇抜さの高層ビルとか建ててますね。
日本国内で六本木ほど行ききった街って存在しないから、”金と権力の権化”っぽい建物だろうとそれはそれで文化的に面白いなぁ〜と思うのでした。