
東京都内をくまなく歩き倒してやるという野望の下に始まった散歩企画「東京一人散歩」。
今回は足立区の北千住駅周辺を散歩してきました!
北千住というと交通の要衝的なイメージしかなかったのですが、実は歴史的に重要なスポットの多い街だということを初めて知ることが出来ました。そんな散歩の様子をゆる〜りとした気分でご覧ください!
北千住駅の北側の街並を歩く

まずは北千住の駅前からスタート。
駅前には「ルミネ」と…

「マルイ」が両方そびえ立つザ・ターミナル駅な様相!

デッキから西を眺めると早速味のありそうなアーケード商店街が見えています。そっちへ向かってみましょう。

ここは「きたろーど1010」という商店街です。
古き良き昭和なお店が多いですがちょいちょい今風なお店も混じってます。

マスコットキャラクターの「わんさ君」。
イイな〜、このゆるキャラよりもさらに一回りゆるい雰囲気(笑)。

途中で「宿場町通り」という看板が見えてきたので、ここから北方向へ歩いていきたいと思います。

ごく一般的な商店街のように見えますが脇道をのぞくとちょいちょい古い建物が残っています。

細い路地沿いは夜になると非常にあやしげな雰囲気を醸し出しそうです。

「まつもとや」。ポップな書体が良い(笑)。
ちなみにシャッターが閉まっているのは自分がこの日あまりにも朝早く来すぎたのでまた開店していないだけです(汗)。

しばらく商店街を進むと右手に緑道と古めかしい門のようなものが見えてきました。

「千住ほんちょう公園」といって、宿場町を模した門が建てられたミニ歴史公園的なスポットですね。
この街は江戸時代に日光街道の宿場町「千住宿」として栄えた場所なのです。
奥の方は行ってないですが、どうやらタコさん滑り台が置いてあるのが見えます。

手前には岩陰から顔を出している男の子の銅像が。

「かくれんぼ像」というそうです。なぜ全裸にしたし(笑)。

もっと先に進むと次第に歴史的建造物っぽい家が増えてきました。
いいですね〜この”街道感”。

江戸時代には絵馬屋さんだったという「吉田家」。

こっちは「横山家住宅」。

「かどや」という団子屋さんがありました。これは昔風に作った新しい建物かな?
朝早く来すぎたせいでこういったお店に立ち寄ることも出来ず(汗)。

そしてさらに真っ直ぐ進むと突き当たりに堤防が見えてきます。

他の地方から東京に来て街巡りをしている身としては、東京でこの雄大な川辺の眺望を見るというのは逆に新鮮です。

荒川を渡る電車の鉄橋、その手前に芝生広場が。

荒川土手というとあの「3年B組金八先生」のオープニングで登場する土手がこのあたりだそうです。雰囲気ありますね。
くれ〜なずむ〜まちの〜♪
北千住駅の南側の街並を歩く

宿場町通りを戻り今度は南側にある「千住ほんちょう商店街」を南下していきたいと思います。

飲食店が多く立ち並んでいて昼夜問わず栄えていそうな感じ(←また例によって朝早いのでイマイチ雰囲気が掴みきれていない)。

商店街をしばらく真っ直ぐ進むと「松尾芭蕉像」があります。
そう、この北千住の地こそが松尾芭蕉の「奥の細道」の出発地(という説が濃厚)であるとされているんですね。

松尾芭蕉というとこのひょろんとした細身で、傘を持っている見た目のイメージ、なんとなくありますね〜。

さらに南にいい感じの柳の木が生えている場所がありました。そこは・・・

「千住宿奥の細道プチテラス」というスポット。
奥の細道出発地の記念公園ですね。
ちょっとしたベンチが置いてあり、バス停も兼ねているというのが粋(笑)。

こちらにも芭蕉像が建てられています。
「矢立初」といって芭蕉が携帯用の筆(矢立)を使い句を読み始めた場所とされているんですね。

それにしてもさっきの像とだいぶ顔が違うような(笑)。
こっちはお年を召してからの芭蕉を模したのかもしれません…

そしてプラテラスからさらに南に進むと「千住大橋」が見えてきます。

巨大構造物!って感じでいいですね。

その巨大鉄橋の下に「千住大橋際御上り場」と書かれた看板といろいろな説明書きがありました。

その隣には「千住小橋」もあります。
新しく架けられた(?)雰囲気もありますが、大橋に隠れたミニ橋って感じでなんかかわいいです。

この小橋を渡って千住大橋の下をくぐることが出来ます。巨大構造物の下を通るのってワクワクしますよね!

小橋を渡ると千住の橋戸河岸の歴史の説明書きがたくさん掲げられています。

「おくのほそ道 旅立ちの地」の記念壁画も。
こっちの芭蕉はずいぶんおじいさんに描かれてるな〜(笑)。

川岸から東に進み北千住駅方面に戻ろうとすると、いい感じの緑道が現れました。

「やっちゃば緑道」といって、市場への引込鉄道の跡地を緑道として整備した場所だそうです。

引込鉄道の跡地のすぐ横を現行の鉄道が走るというロマン。

だいたい線路沿いに続いているのでこのまま行けば北千住駅に戻れそうですが・・・

途中から雰囲気が変わり下町的な細い路地に入っていきます。

またイイですね〜この雰囲気(笑)。

「海鮮居酒屋 シチュー屋」ってどういう店?(笑)

ポスターがべたべたと貼られている謎の建物。

面白いな〜。
今までの歴史的界隈もいいけど、このカオスな界隈の方がより北千住の本領が発揮されてる気がする(笑)。

横丁的なスポットも。
最近は渋谷とか新宿でもおしゃれ横丁みたいなの流行ってるけど、年季が違う(笑)。

こういう古くから残り続けてる飲み屋街みたいなのってホント貴重。
実際入ってみようとなるとかなり怖いけど(笑)。

というわけでルミネ前に戻ってきました〜。
下町散歩は本当に新しい発見があって面白い!足立区は気になる場所いっぱいあるのでまた来ます。