江戸川区の『葛西臨海公園』に行ってきました。
東京湾に面した敷地面積77ヘクタールにもおよぶ巨大公園。
シンボル的な存在である「葛西臨海水族園」のほかにも、観覧車や鳥類園、海浜公園もあって実は一日じゃ回りきれないレベルで見どころ満載なのです。
今回は2〜3時間で回れる程度の主要な見どころを個人的な主観で紹介していきますので、これから行く方の参考になればと思います。
もくじ
葛西臨海公園へのアクセス
最寄り駅は、東京駅からJR京葉線に乗って約17分で到着する「葛西臨海公園」駅(そのまま!)。
駅から降りると目の前に公園入口があるので非常にアクセスが良いです。
Googleマップはこちら↓
ディズニーランドの最寄り駅である「舞浜」駅の1個手前の駅ですね。
なお、ディズニーに行ったことがある方なら身に覚えがあるかもしれませんが、東京駅のJR京葉線の乗り場はめちゃくちゃ遠い場所にあります。
京葉線乗り場までの行き方については別記事でくわしくまとめたので良かったらそちらも参考にしてください↓
駅から降りて真っ直ぐ中央園路をひたすら進むと海に出ます。
園路を左手に曲がると水族館や鳥類園、右手に曲がると芝生広場や観覧車があります。
今回はこの中から「水族館(葛西臨海水族園)」と「砂浜(葛西海浜公園)」に絞って見どころをご紹介したいと思います。
タイムレスな建物が印象的「葛西臨海水族園」
空から海へと誘うアプローチ「ガラスドーム」
まず葛西臨海水族園を象徴する建物『ガラスドーム』を紹介させてください。
はっきり言って私の中ではこの公園の魅力の半分ぐらいはこのガラスドームが占めています(笑)。
設計は『ニューヨーク近代美術館(MoMA)』をはじめ、東京の『GINZA SIX』『東京国立博物館・法隆寺宝物館』、愛知県の『豊田市美術館』などを手がけた谷口吉生氏です。
その名の通り透明のドーム状の建物の周りには半円状に水盤が張り巡らされており、その向こうにヨットの帆のようなオブジェも立っています。
さらにその向こう側に見える東京湾との境目がないように見えるシームレスデザイン。
いい〜感じなのよこれが(笑)。
ここが出来た1989年頃というのはある種の”水族館ブーム”みたいなものが起こっていて、日本全国に巨大水族館が多数造られましたが、それらの水族館の建物に感じる「バブル期の香り」みたいなものを、この建物からは一切感じません。
非常にタイムレスな趣がありますね〜。
そして実は水族館はこのドーム内にあるわけではなく、ドームはただのエントランスで、ここから地下にある展示施設に潜っていくという意外性!これがイイ。
ドーム内部から見上げる空も美しい。
空と海の境目というか、海の中の世界へといざなっていくアプローチみたいなものを、上手く表現していると思います。
水族館で見ておきたい生き物4選
ここからは個人的な水族館のおすすめ生物を4種ご紹介します。
エントランスから入ってすぐに見える水量2,200tのドーナツ型水槽『大洋の航海者』。
ここでは「クロマグロ」が回遊する姿が一般的な見どころなのですが、個人的には・・・
こちらの『アカシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)』に注目してほしい!
どこの水族館でもいるわけではないのでややレアぎみのサメの仲間。
名の通りハンマーみたいな形の頭が特徴で、よく見るとその両端に目がついててなかなかチャーミングなのです。
つづいてはかなりマニアックなこの生き物『オレンジシーペン』!
ウミエラと呼ばれる生物の仲間で、日本ではおそらくここ以外で見られないのでは?
貴族が頭につけている羽飾りみたいな形で砂の上にポコンと立っている姿が印象的すぎ。
何がどうなって彼(彼女?)らがこの姿を選んだのか、人生(ウミエラ生?)をどのように捉えて過ごしているのか…
我々人間とは完全に程遠いこのような生物と対面して思案を巡らせることこそ、水族館に来る醍醐味ではないでしょうか。
つづいては『タマカイ』です。
ハタの仲間で体長およそ150cmもあるその姿は圧巻!しかも沖縄など日本近海にも生息しているというのですから驚きです。
かなりインパクトがありわりと多くの水族館にいると思うのですが、イマイチ一般的な浸透度が低い可哀想な魚でもあります。
そして最後はペンギン!
屋外にある展示エリアでフンボルトペンギン、オウサマペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギンなどを見ることができます。
岩場にいるところだけでなく水中で泳ぐ姿も観察可能!
運が良ければ上の写真のようにかなり近くで見ることも可能。
「フェアリーペンギン」はめちゃくちゃ小さくてトコトコと走る姿がカワイイ!日本では3ヶ所の水族館でしか見られないのでレアです!
イルカやシャチ、ジンベエザメみたいな巨大なスター生物はいないのですが、ロケーションや見せ方・引き込み方が秀逸!雰囲気を楽しむタイプの水族館だと思います。
開園時間・休園日・入園料など基本情報
※変更となる場合があるので、お出かけの際はあらかじめ公式サイトなどを確認していただけると助かります)
開園時間 | 9:30〜17:00 ※入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで ※開園時間を変更する場合もあります。詳細は下記公式サイトをご覧ください。 |
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休園日 | 水曜日 (水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日) 年末年始(12月29日~翌年1月1日) ※一部の水曜日を開園することもあります。詳細は下記公式サイトをご覧ください。 |
入園料 | 一般:700円 中学生:250円 65才以上:350円 ※団体料金・年間パスポートあり。その他詳細は下記公式サイトをご覧ください。 |
公式サイト | 葛西臨海水族園 |
東京湾を眺める絶好のロケーション「葛西海浜公園」
海を望むガラスの壁「クリスタルビュー」
海辺に広がる海浜公園に向かう手前に現れるのがこの『クリスタルビュー』。
幅75mにもおよぶまさしく海の前にそびえる「壁」。しかし四方はアルミサッシとガラスに囲まれており著しく透明感があります。
1995年に建てられたこの建物。設計は水族館のガラスドームと同じ谷口吉生氏です。
邪魔にならず景色に溶け込み、むしろより海辺の風景を魅力的なものにしているのはさすがとしか言いようがないですね。
階段およびエレベーターで2Fに上ることができ、周囲の景色を見渡せる展望台的な施設となっています。
室内の廊下は両側がガラス張りになっており、風景はもちろんこの幾何学的な空間がたまらないです。
東京湾もバッチリ見えます。昼景はもちろん朝や夕方も良さそうですね。
東の端からは水族館のガラスドーム、そしてその先に小さく東京ディズニーリゾートも見えています!貴重な風景。
都心のビルを望む渚「葛西渚橋」&「西なぎさ」
クリスタルビューを過ぎてまっすぐ海へ向かうと『葛西渚橋』が現れます。
ここを渡って向こう側にあるのが『葛西海浜公園』です。
橋で向かうこの感じが、いいですね〜。
海浜公園は『西なぎさ』と『東なぎさ』に分かれていますが、立ち入ることが出来るのは「西なぎさ」のみ。
橋からはボートなども眺められます。
西なぎさはバーベキュー場もありわりと人で賑わっていることが多いです。
都心のビルが背景に見える浜辺って、珍しいですよね。
東京で海が見える場所としてはわりとお手軽ですしおすすめです!
まとめ
- 水族館はエントランスのガラスドームに注目!海の世界へと誘われるような雰囲気作りが素晴らしい!
- 海辺の手前にあるクリスタルビューは透明感がすごい建物!2Fから見える風景も良い!
- 海浜公園へは橋を渡って行ける!砂浜は都心のビルを背景にした景色が珍しい!