『湯島聖堂』の心洗われる異文化の空気感がすごい!見どころ・歴史・行き方を解説

観光・お出かけ

文京区・御茶ノ水にある『湯島聖堂』に行ってきました。

儒教の祖「孔子」の廟であり、近代教育発祥の地として非常に重要な場所。中国様式の建築物である「大成殿」など異文化の趣を随所に感じられるスポットでもあります。

実際に観てきた感想をはじめ、アクセス方法や主な見どころなどまとめていきたいと思います。

湯島聖堂の成り立ちとアクセス

「湯島聖堂」は、儒教に傾倒していた徳川家の五代将軍・綱吉が元禄3年(1690年)に創建。
寛政9年(1797年)には『昌平坂学問所』が開かれその後近代教育・文化の発展において重要な場所となります。

敷地の西側に「大成殿」、東側に「斯文会館」や「神農廟」があり、東からも西からも立ち入ることが可能になっています。

今回は西側にある「聖橋(ひじりばし)」から入ってみました。
上の写真のように橋の欄干の下に階段が伸びており、降りると敷地内に入ることができます。

交通アクセスは、JR「御茶ノ水」駅から徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅から徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水」駅から徒歩4分となっています。

なお入場は無料
散歩がてら立ち寄ってみるのもいいですね。

Googleマップはこちら↓

公開時間・閉館日・公式サイトなど

施設の公開時間、閉館日は以下のとおりです。
(※変更となる場合があるので、お出かけの際はあらかじめ公式サイトなどを確認していただけると助かります)

所在地東京都文京区湯島1-4-25
営業時間9:30〜17:00
※冬季は16:00まで
※土日祝日は大成殿公開 10:00〜閉館時間まで
定休日<夏季休業>8月13~17日の5日間
<年末休業>12月29~31日の3日間
公式サイト湯島聖堂

中国文化の趣を感じる建築と装飾

まず聖橋から降りてすぐの場所に『入徳門(にゅうとくもん)』があります。

聖堂は関東大震災で焼失してしまいその後鉄筋コンクリート造で再建されているのですが、この「入徳門」だけは1704年に創建されたものがそのまま残っており、貴重な文化財となっています。

門の屋根に象?のような鼻の長い動物をモチーフにした装飾が施されています。
中国の伝説の生き物か何かですかね。なんかカワイイ!(笑)

その先の石段を昇ると見えてくるのが・・・

杏壇門(きょうだんもん)』です。
屋根は緑色ですが、壁や柱がすべて黒塗り!非常に荘厳な雰囲気。

そしてその先には聖堂の一番の要となる建物『大成殿(たいせいでん)』があります。

孔子を祀る廟で、この聖堂が建てられる前までは上野・忍岡の林羅山邸にありましたが、綱吉の手によって移設されたそう。

すぐ前にある広場も含めて、中国の歴史ものの映画に出てくる宮殿にいるような気分になってきます。
霊験あらたかという言葉がすごくしっくりきて、心が洗われました。

実はこの大成殿、土日祝日は内部が公開されているらしいですが、自分は今回平日に来たので内部は観られませんでした。残念・・・

丸窓やちょっとした装飾・模様も配置がいい感じ。
日本の神社・仏閣とはひと味違う異文化の趣にあふれてます。

大成殿の屋根の上にも注目していただきたいです。
金のシャチホコ?ではないですが、竜のような魚のような、これもまた想像上の生き物っぽいものが両脇に鎮座しています。

頭から潮を吹いているところを表現しているらしく、ぴゅーんと上に伸びた形が独特すぎます。

その他の細かい見どころ

大成殿から東の方向に下っていくと「築地塀」が見えてきます。
坂道と共に段々になっていて、なかなか見応えあります。

こちらは孔子の銅像。
高さが4.6mもあり世界最大のものだそうです!
着物の模様などかなり精巧に作られていて見事な迫力。

敷地内は非常に緑が豊か。特に「スダジイ」という巨木が見応えあります。

個人的にはこの横方向にぶらんと垂れ下がる木が印象的でした。

東側には『仰高門(ぎょうこうもん)』があります。
多分こっちが正門ですね。こちらから入った方が見どころの順番的に良かったかも??(笑)

まとめ

  • 孔子を祀る廟であり近代教育発祥の地!JR御茶ノ水駅から徒歩2分!
  • 黒塗りの建物は非常に荘厳な雰囲気!霊験あらたかで心が洗われる!
  • 世界最大の孔子の銅像もあり!敷地内の豊かな緑の木々にも注目!

敷地に少し入っただけで空気感が違う!独特の雰囲気を味わいにぜひ立ち寄ってほしいです。

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著者紹介PROFILE

ツムグ

愛知県名古屋市出身。
東京都内を街巡りしながら情報発信中。
ラーメンとかガッツリ系飯が好きなのにおしゃれなカフェとかパン屋さんとかスイーツにも目がない系男子。

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