池袋『自由学園明日館』行ってきた!カフェも楽しめる大正レトロ建築

観光・お出かけ

池袋駅から徒歩圏内にある『自由学園明日館(じゆうがくえんみょうにちかん)』に行ってきました。

近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの作品を日本国内で体感できる貴重な施設。
テレビドラマや有名アーティストのMVのロケ地として多数使用されており、レトロブームもあいまって多くの見学者が訪れているんです。

実際に足を運んできたので、レポート形式で見どころや感想、アクセス、歴史などもまとめていきます。ぜひ参考にしてください!

自由学園明日館の場所とアクセス方法

自由学園明日館があるのはJR「池袋」駅西口から徒歩約8分。
池袋消防署の裏手にある細い路地が続く閑静な住宅街の一角にあります。

なおJR「目白」駅からも徒歩9分程度で到着するので、都合の良い方からアクセスするといいと思います。

Googleマップはこちらです↓

見学可能日・見学時間・見学料は?

建物正面右手の受付で見学料を支払って入場すると、明日館と道をはさんで向かいにある講堂内部を自由に見学することが可能です。

通常の見学だけでなく、喫茶室でドリンクとお菓子をいただける「喫茶付見学(後述)」もあるので好きな方を選ぶといいです。

また歴史や建物について係の人が案内してくれる「ガイド付き見学」も通常14時から実施されています。

見学料・見学可能日は以下の通りです。

見学料見学のみ:500円
喫茶付見学:800円
※中学生以下は無料
休館日毎週月曜日
※月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日
※年末年始・不定休あり
開館時間通常:10:00〜16:00
夜間見学日:18:00〜21:00(毎月第3金曜日)
休日見学日:10:00〜17:00(毎月1日程度指定日)
※30分前までの入館
建物ガイド時間通常:14:00〜
夜間見学日:19:00〜
休日見学日:11:00〜・14:00〜
※施設利用状況により中止の場合あり

イベントなどにより見学が出来ない日や時間帯によって見学不可になることもあります。
自由学園明日館の公式サイトで詳しい見学実施カレンダーを見ることが出来るので、お出かけ前にチェックしておくといいですよ。

自由学園明日館とは?

1921年に羽仁吉一・もと子夫妻により創立された女学校「自由学園」の始まりの場所となる校舎。
当時「帝国ホテル」の設計のため来日していたフランク・ロイド・ライトにより設計されます。

その後生徒の増加に伴い校舎は東久留米市に移転しますが、この場所は卒業生の活動の場として「明日館」と名付けられます。

「プレーリースタイル」という建築様式や幾何学的デザイン、空間構成などライトの典型的な作風を示しており、戦火を免れほぼ完全な形で現存していることから1997年に国の重要文化財に指定。
使いながら保存する「動態保存」の文化財としても知られています。

レトロな建築意匠が見どころ

建物の中に入るとそこはまさしく現代日本では体感できない異世界のような場所。
天井・壁・床の質感に時間経過を感じます。

暗がりに差す外の光を効果的に見せるつくりが印象的。

窓だけでなく天井からも光が差し込みます。
どこを切り取っても絵になるのでシャッターを切る手が進みます。

明日館のシンボルともいえるのが中央ホール。
大きな窓はステンドグラスこそないものの、教会のような荘厳さを感じます。

椅子のデザインも非常に印象的。
レトロで形も配色もかわいいですよね。

教室は天井が低く、非常に落ち着いた雰囲気を感じます。かつての学び舎に思いを馳せたくなりますね。

イベント利用も可能な講堂

明日館から道を渡って反対側に講堂があります。
こちらは1927年に完成。遠藤新による設計です。

中に入るとベンチタイプの座席が並んでおり、天井こそ高くないですがどこか荘厳で教会のような雰囲気ですね。

両側の窓の幾何学模様や、石造りの柱も見どころ。

結婚式や各種イベントなどに使用されることもあるそうです。

食堂で喫茶も楽しめる

中央ホールの上部、中二階のようになっている場所にはかつて食堂として使われていた空間があります。

天井から吊り下がったまんまるな照明や暖炉が非常に印象的。

喫茶付見学の入場券を持っていると、ここでコーヒーまたは紅茶と焼き菓子がいただくことが出来ます。

レトロな雰囲気に包まれながら時間を忘れて安らぎのひとときを過ごすことが出来ますよ。

食堂よりさらに上部のスペースからは、中央ホールを上から見下ろすことが出来ました。
下の階から見るよりも空間の広さをより一層感じることが出来ます。

このスペースはミニミュージアムとして使用されており、フランク・ロイド・ライトと明日館にまつわる資料が展示されているほか、ライト関係の書籍を閲覧することも可能ですよ。

まとめ

  • 池袋駅から徒歩圏内。フランク・ロイド・ライトの建築を日本で体できる貴重なスポット
  • 中央ホールの大きな窓、時間経過を感じるレトロな建物の質感、外の光を効果的に取り入れる窓のデザインなどが見どころ
  • 喫茶付見学券を持っていると食堂でカフェタイムを過ごすことも可能

池袋から少し離れただけなのに非常にのどかな雰囲気を感じられて、心安らぐ時間を過ごせました。

ここからわりと近い所に『目白庭園』もあるので、はしご観光したい方はそちらもオススメですよ↓

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著者紹介PROFILE

ツムグ

愛知県名古屋市出身。
東京都内を街巡りしながら情報発信中。
ラーメンとかガッツリ系飯が好きなのにおしゃれなカフェとかパン屋さんとかスイーツにも目がない系男子。

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