東京有数の巨大公園である「代々木公園」。
東京オリンピック選手村の跡地に昭和42年(1964年)に誕生し、その敷地面積はなんと東京ドーム約11個分。お隣の明治神宮と共に広い森林を形成しており、来訪者の心を癒やす都会のオアシスとして人々に親しまれています。
この記事ではそんな代々木公園の散策の見どころについてまとめていきます。
代々木公園への行き方・交通アクセス
代々木公園はJR「原宿」駅のすぐ西側、「明治神宮」のすぐ南側に位置しています。
交通アクセスはJR「原宿」駅から徒歩3分、東京メトロ千代田線「代々木公園」から徒歩3分、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前<原宿>」駅から徒歩3分、小田急線「代々木八幡」駅から徒歩6分となっています。
また敷地の北西部に有料の駐車場が設けられています。詳しい場所や料金は代々木公園の公式ホームページを参照してください。
代々木公園の見どころ
代々木公園は常時開園されており、基本的に入場無料のため誰でも気軽に立ち寄ることが出来ます。
敷地を東西に貫く「代々木公園通り」の北側が緑あふれるA地区、南側が陸上競技場などがあるB地区と分かれていますが、ここからはA地区の見どころを中心にご紹介します。
散歩道・フラワーランド
この公園の最大の魅力といえばやはり広大な敷地内を網羅する散策路でしょう。ウォーキングだけでなくランニングコースも整備されているのでランナーにも人気。
都心部とは思えないほどの緑があふれており、どこからか鳥のさえずりも聞こえてきて癒しを与えてくれること間違いありません。
また園内の「フラワーランド」を中心に四季折々さまざまな花が見られるのも魅力。春は桜やハナミズキ、ツツジ、バラ、夏はアジサイやユリ、秋は紅葉、冬はツバキなどが見頃となります。
中央広場
名前の通り公園のほぼ中央部に位置する広大な芝生広場。都心でこれほどに開放的な空を眺められる場所は非常に貴重。レジャーシートを敷いてくつろいでいる人が多く見られます。
広場南には噴水池もあり、広場と噴水を眺められるデッキからの眺めも人気です。
オリンピック記念の宿舎
代々木公園は1964年の東京オリンピック選手村の跡地に整備されましたが、実は選手村以前に戦後に駐留していたアメリカ軍の兵士とその家族のための「ワシントンハイツ」と呼ばれる住宅地だった歴史があります。
ワシントンハイツには住宅や学校、教会、商店など827戸の木造家屋が並び、アメリカの現地さながらの生活が営まれていました。その中の一軒、オランダ選手団の選手村として活用された家屋が今も公園の一角に残されています。
中に入ることは出来ませんが、真っ白い壁とターコイズブルーの柱、窓枠が印象的な非常にかわいらしい建物です。
ケツアルコアトル
「ケツアルコアトル」というあまり聞き慣れない響きのこの像は、1990年にメキシコから東京都に友好親善のために寄贈されたものです。
ケツアルコアトルは古代アステカ神話における文化神・農耕神で「羽毛のある蛇」を意味しているそう。日本では他でなかなか見ることがないであろう貴重な像ですね。
展望デッキ
A地区の南・渋谷門の近くにある展望デッキは日本で初めて導入されたとされる高架式遊歩道で、長さ145m、幅6m、高さ6mあります。
左右に描かれた赤と青の絵は実は落書きだそうですが、非常に印象的ですよね。
まとめ
- 原宿駅から徒歩3分の場所にある巨大な都市公園
- 緑豊かで遊歩道やランニングコースも整備されており、四季折々の花も見られる
- ワシントンハイツと呼ばれる駐留米軍住宅地からオリンピックの選手村に活用されたという歴史もあり
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