南青山『根津美術館』の歩き方。魅力的なアプローチや庭園を眺めるカフェを堪能

観光・お出かけ

南青山にある『根津美術館』に行ってきました。

東武鉄道の社長などを務めた実業家・根津嘉一郎氏が収集した日本や東洋の古美術品コレクションを保存・展示する美術館。2009年にリニューアルした展示棟は隈研吾氏が設計を行ったことでも有名です。
美術館だけでなく広大な日本庭園やカフェも楽しめる魅力的なスポットなんですよ。

この記事では実際に行ってみての感想と共に、アクセスや開館時間・入館料、見どころなどまとめていきます。これから行く方はぜひ参考にしてください。

根津美術館の場所とアクセス

交通アクセスは東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線「表参道」駅のA5出口から徒歩8分程度。

表参道交差点の東、ハイブランドの路面店などが立ち並ぶおしゃれエリア「みゆき通り」の終着点ともいえる場所にあります。竹の生け垣が目印。

Googleマップはこちら↓

開館時間・休館日・入館料は?

入館料・休館日・開館時間は以下の通りです。

入館料【特別展】
<オンライン日時指定予約>
一般:1,500円 学生(高校生以上):1,200円
<当日券(窓口販売)>
一般:1,600円 学生(高校生以上):1,300円

【企画展】
<オンライン日時指定予約>
一般:1,300円 学生(高校生以上):1,000円
<当日券(窓口販売)>
一般:1,400円 学生(高校生以上):1,100円

※小・中学生以下は無料
休館日月曜日・展示替期間・年末年始
ただし月曜日が祝日の場合、翌火曜日
開館時間10:00〜17:00(入館は16:30まで)

入館予約は可能?

入館チケットは当日券を現地で購入することもできますが、混雑緩和のためオンラインでの日時指定予約が推奨されています。

予約は来館日・来館時間を指定可能。希望時間の開始1時間前まで購入を受け付けています。
決済方法はクレジットカードのみとなっていますが、当日券よりも少し値引きされるのでお得です。

予約が完了すると送られてくるメールに入館券のQRコードがついてくるので、入館の際はスマートフォンなどでこのQRコードを提示すればOK。
混雑時は予約優先で案内されるため待たなくてもいいというメリットもありますよ。

隈研吾設計による魅力的なアプローチ

現地に到着して最初に出迎えてくれるのが、正門から展示棟へと続くこの長いアプローチ。
ネットで「根津美術館」と検索するとよく出てくる象徴的な風景ですよね。

竹の生垣に囲まれた軒下の廊下は温かみ、清々しさ、そして和の情緒にあふれ一瞬にしてその世界観に引き込まれます。
日本を代表する建築家・隈研吾氏の設計ならではといったところでしょう。

入館手続きを経て先に進むと、空間全体が軒下のようになった斜めの天井が印象的なエントランスホールが現れます。
ガラスの向こうに青々とした日本庭園が見えるのも美しいです。

展示内容は?

展示内容は絵画や写経、陶磁器、青銅器、日本刀などの日本美術・東洋美術が中心。

最も有名な収蔵品は尾形光琳の作品である国宝『燕子花図(かきつばたず)』で、例年4月下旬〜5月下旬に特別展が催され公開されるのが恒例となっています。

他にも国宝『那智滝図』、重要文化財『十一面観音立像龕』『双羊尊』『饕餮文方盉』などを収蔵していますが、これらは常時展示されているというわけではなくある程度入れ替わっているため、現在の展示に関しては根津美術館の公式サイトであらかじめ確認しておくと良いです。

またエントランスホールは撮影可能ですが、展示室内は写真撮影不可となっているため注意が必要です。

ユニークな石像も立ち並ぶ日本庭園

根津美術館を訪れたら、展示室だけでなく庭園にも立ち寄らなければもったいない!です。

かつて根津嘉一郎邸の庭園であった広大な敷地で、その面積はなんと17,000㎡。
順路はなく分岐も多いので好きな道を通って回遊することが出来ます。

静寂に包まれた見渡す限りの緑の世界。とても東京都心の一等地とは思えません。
平坦ではなく起伏のある土地なので、軽く山林の中に入ったような感覚になります。

水辺の風景も非常に美しいです。小さな舟も浮かんでる!

ところどころに石像が設置されているのも見どころ。
これはなんでしょう。中国の猫っぽい二人組の像?(笑)。

どれもユニークな表情してますね。野ざらしで苔がむしていたり破損していたりするのも魅力的です。

庭園を眺めるカフェ「NEZU CAFE」

庭園の中には『NEZU CAFE』というカフェもあります。

こちらは展示棟とは印象の違う白い天井が特徴。なんとなく和紙っぽい質感ですね。こちらの設計も隈研吾氏です。

ガラス窓に面した特等席ともいえるカウンター席に案内してもらえました!
ここで庭園を眺めながら軽食を楽しむことが出来るんですね。

メニューはコーヒーや紅茶などのドリンク、パウンドケーキやバウムクーヘン、アップルパイなどのデザート、そしてビーフシチューやミートパイなどの食事が提供されています。

本当は「ショートケーキ」が名物だそうですが、この日は卵不足のため提供されていませんでした。残念…!

ということで『ホットアップルパイ』(650円)をオーダーしました。
ドリンクは『抹茶ラテ(アイス)』(750円)。背景の緑に溶け込むかなと思い…(笑)。

アップルパイは生クリームも添えられて、めちゃくちゃビジュアルが良い!
食べる前からかなりいい匂い漂わせてます。

パイはサクサク、リンゴはホックホク!そのまま食べても美味しいですが、たまにホイップとカシスのソースを添えて味変出来るのがうれしいですね。

このカフェだけでもかなり行く価値ありなんですが、残念ながらカフェのみの利用は不可能です!美術館の入場料を払った人だけが利用できる特別な場所なんですね。

まとめ

  • 国宝・重要文化財含む日本美術・東洋美術を展示する美術館。隈研吾設計の建物も魅力!
  • 17,000㎡の広大な日本庭園も見どころ。ユニークな石像たちに注目!
  • 「NEZU CAFE」では庭園を眺めながらドリンクやデザートをいただくことが可能!カフェだけの利用は不可!

都心にいることを忘れさせてくれるリフレッシュスポット。実は今回閉館時間間際に訪れたので、もっと早い時間に来てじっくり回ればよかったと後悔しました。また再訪してみたいです。

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著者紹介PROFILE

ツムグ

愛知県名古屋市出身。
東京都内を街巡りしながら情報発信中。
ラーメンとかガッツリ系飯が好きなのにおしゃれなカフェとかパン屋さんとかスイーツにも目がない系男子。

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