日本屈指の「迷宮駅」である東京駅。地方から東京に来た人にとって最初に降り立つこの場所の真っ先に迷うポイントといえば出口の多さ!ですよね。
そこで今回は、東京駅には出口がいったい何個あるのか?そしてそれぞれの位置関係、さらには目的の行き先ごとにどの出口から出たらよいかなどをまとめていきます。
もくじ
基本は「八重洲口」と「丸の内口」!
まず東京駅に出口が何個あるのか?という疑問が浮かびますよね。
基本的には地上に6ヶ所、地下に4ヶ所の出口があるのですが、それ以外にも新幹線や特定の路線専用の改札口など、「出口」としてカウントしてよいものだろうか…と思うような箇所もあります。
なので東京駅を普通に利用する上で知っておきたいのはまず、東京駅の出口は大きく分けて「八重洲口」と「丸の内口」の2つに分かれていて、「八重洲口」は東側、「丸の内口」は西側に出るということを念頭に入れておくと良いです。
それではそれぞれの出口の特徴や近くにある目的地などを解説していきましょう。
地上(1F)の出口6ヶ所を解説
八重洲中央口
東京駅の東側、八重洲や日本橋、京橋のオフィス街の方面に出たいなら、この八重洲中央口から出ておけばまず間違いありません。
出てすぐにタクシー乗り場もあります。
八重洲北口
八重洲北口から出るとすぐに、お土産物のショップなどが集まる『東京ギフトパレット』があります。
また外に出ると『大丸東京店』が目の前にあるほか、日本橋・三越前方面に徒歩で向かう場合はこの出口から出るといいです。
八重洲南口
八重洲南口には改札を出る手前に、京葉線の乗り場へ続く通路(グランスタ東京 京葉ストリートエリア)があるため、京葉線に乗り換える場合の目印の一つにもなります。
また外に出るとすぐにJRの高速バス乗り場があるため、高速バスを利用する際はここから出るといいです。
丸の内中央口
丸の内口は東京駅というと連想する「赤レンガ駅舎」がある側です。
その中央に位置するこの改札ですが、意外と規模が小さく自動改札機も3台しかありません。
外に出るとすぐに東京駅の石碑があります。観光で東京に来た人がよく記念写真を撮っている光景を目にしますね。
丸の内北口
赤レンガ駅舎がある駅西側の北方面にある出口。
ここから出るとすぐに丸の内駅舎の北のドームがあります。
また『東京ステーションギャラリー』はこの北側のドームに併設されています。
大手町方面に地上から行く場合は、この出口から出るといいです。
丸の内南口
丸の内北口と同様、こちらも出るとすぐにドームがあります。豪華絢爛な装飾は思わずまじまじと観察したくなってしまいますよ。
『東京ステーションホテル』のエントランスの最寄りなので、ホテルに用のある人はこちらから。
また『KITTE(JPタワー)』、『東京国際フォーラム』および有楽町方面に地上から徒歩で向かう場合はこの出口が最寄りです。
地下(B1F)の出口4ヶ所を解説
八重洲地下中央口
駅の東側(八重洲側)に地下から出る場合、この出口1ヶ所のみになります。
待ち合わせ場所の定番でもある『銀の鈴』の広場から近いです。
ここからは『東京駅一番街(東京キャラクターストリート、東京おかしランド、東京ラーメンストリート)』や『グランルーフ』、『八重洲地下街』などに直結しているので見どころが多いです。
丸の内地下中央口
丸の内側の駅ナカ地下にはスイーツや雑貨のショップがたくさんあります。
また改札を出ても『グランスタ丸の内』と呼ばれる日常使い出来るショップが立ち並ぶエリアがありショッピングを楽しめます。
改札を出てまっすぐ進むと、東京メトロ丸の内線の東京駅の乗り場に着きます。
このあたりは2017年にリニューアルしたばかりなので、なんとなく雰囲気が新しい感じがします(笑)。
丸の内地下北口
ここから出るとすぐに『新丸ビル』『丸の内オアゾ』や、東京メトロ大手町駅へつながる地下通路があり、利便性が高いです。
丸の内地下南口
南側は『丸ビル』や『KITTE』につながる地下通路の最寄りです。
またわりと有名な待ち合わせスポットでもある『動輪の広場』が出てすぐにあります。
特殊な出口を解説
日本橋口
「日本橋口」は東京駅で最も特殊な出口の一つです。
改札はありますが実は新幹線専用で、在来線の乗り場に向かうことは出来ません。また逆もしかりで、新幹線を降りてこの改札から出てしまうと、改札内の他の駅ナカ施設を利用出来ないため、利便性よりも注意点の方が多く語られる場所といえるでしょう。
一応、八重洲北口改札から出て東京駅一番街1Fを通過することで出口として利用できるため、屋根のある場所を通って日本橋方面に行く場合はここが最寄りともいえます。
八重洲中央南口・八重洲中央北口
「八重洲中央北口」と「八重洲中央南口」は、八重洲中央口の両脇に設けられている、新幹線専用の改札口です。
八重洲中央口のすぐ近くなので無理にでも利用する理由は特にないと思いますが、八重洲側はオフィス街であるため、出張で新幹線を利用する人の利便性を考慮し設置されているものと思われます。
グランスタ地下北口
2020年に出来た小さめの改札口で、地下のグランスタの八重洲と丸の内のちょうど真ん中ぐらいから北地下自由通路に出ることが出来ます。
注意すべきはICカード専用であるという点です。外から来てグランスタでショッピングや飲食を楽しむためだけに駅内に入場する際には便利かもしれません。
京葉地下八重洲口・京葉地下丸の内口
駅の南側にあるJR京葉線乗り場の地下にあるマニアックな改札口です。
一応「東京国際フォーラム」につながる地下通路の最寄りになりますが、無理してこの出口を利用する必要性は低いと思います。
まとめ
駅を降りて真っ先に地上に出たいなら1Fにある各出口を利用しましょう。東側なら「八重洲○○口」、西側なら「丸の内○○口」から出ておけば間違いありません。
地下は地上よりも複雑なので、慣れるまでには時間がかかるでしょう。
もし大手町駅や八重洲地下街、丸ビルやKITTEなどに迷わず地下からアクセス出来るようになれば、もはや”東京駅マスター”になったといっても過言ではありません!
新幹線の乗り場やグランスタ、エキュート、東京駅一番街がどの出口に近いかなども把握しておくと、さらに迷いにくくなりますよ!
東京駅で迷わないようにする方法を、さらに詳しく、わかりやすい構内図付きで解説する記事も作りました!ぜひ読んでみてください↓